紹興貴酒の伝統製法

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紹興貴酒の伝統製法
地元原料へのこだわり。紹興酒のプライドを賭けて。
浙江省はその名にさんずいが2つもつくことで示されるように、水の都である。杭州湾に抱かれるように佇むこの地域では、至るところで清らかな水辺の風景を見かける。中でも古くから
ネラル分を多く身にまといながら鑒湖という湖に集まってくる。また、世界で初めて稲作が行われた長江の流域であり、浙江省浦江県にある上山遺跡の稲作遺構は約10,000年前のものであることが最近の研究で明らかにされた。
水と米。まさにいい酒をつくるため天に与えられた土地だと言える。紹興貴酒の醸造は、このような地の利を最大限に活かすことから始められた。そもそも紹興酒とは「浙江省紹興市の鑒湖の湧き水を使い、製造後3年以上貯蔵熟成された酒」と厳格に定義づけられている老酒のひとつ。世界に誇る中国の食文化。それをしっかり守っていこうという国家による一種の品質保証でもあった。ところが近年は伝統やモラ
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~未体験のうまさへ/原材料
ルも薄れ、単に綺麗に印刷したラベルを貼っただけのものが高級品の名を語り、市場に出回るようになっていたのだ。 そのため紹興貴酒づくりはすべてのルールを一新することから始められた。紹興名水の使用を遵守する。さらにもう一方の命である糯米も、鮮度を重視するため地元紹興産の厳選され
た新米に。その徹底的なこだわりは、農家をはじめとする地元の人々にも緊張感を与えることになる。だが、世界三大銘酒のひとつに数えられる紹興酒のプライドを取り戻すために、欠くことのできない決断だったのだ。
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